三重県 御在所岳 1,212m
中道登山口(2時間5分)~山頂公園(29分)~御在所岳山頂(15分)~山頂公園一ノ谷新道(1時間31分)~中道登山口
奈良から名阪国道を走って、こじんまりとした「道の駅菰野」で車中泊。
4時半に起きて、湯の山温泉の奥にあるスカイライン沿いの駐車場に車を停めて、中道登山口を7時に出発。
登りが続くので、汗をかかないようにゆっくりと進む。
登山道は分かりやすくて、とても整備されている。
朝、お湯を沸かしたりして慌ててたので、日焼け止めも塗ってない、朝食も取ってない。
ポケットに入れたメープル丸太ブレッドをかじりながら進む。
頭上にはロープウェイと明けてくる空。
2年前に同じ時期、このロープウェイで山頂に上がったのを、今日はようやく自分の足で登れるのが嬉しくてにまにまする。
奇岩の多い御在所岳、岩が現れだす。
そして岩にうっすら雪が積もりだす、綺麗。
岐阜と三重の男性2人が、同じ時間から登り始めたので、ちょこちょこ話をさせてもらう。
おばれ岩に到着!
地蔵岩に到着!
絶妙なバランスで乗っているあの真四角な岩、不思議~。
着いてすぐ写真を撮ろうとしていると、三重の男性から「もう一段上からだと、もっと綺麗に撮れますよ」とアドバイスを頂く。
なるほど、これがみんなが撮るアングルだ、と納得。
今日の天気は曇り/晴れ。
アンダーはファイントラック、ベースにメリノウールの長袖、ミドルにフリースを着用。
キレットに差し掛かる。
三重の男性が、「急な下りなのでストックをしまった方がいいですよ」とアドバイスを頂く。
鎖を持ちながら慎重に降りていく。
足場はしっかりあるから、思っていたより危なげなく通過できて大丈夫だった。
ただ、周りの景色を見る余裕は、高所恐怖症なのでない。
8合目に到着。
ここでアイゼンを装着。
男性2人は12爪にピッケル、私はモンベルのチェーンスパイク。
12爪もピッケルも車に置いてきている、大丈夫かなと不安になる。
振り返って見ると、こんなに急な所を降りていた。
雪が隠しているから、綺麗に見えるけど、なかなか御在所岳はアグレッシブな山。
その後もロープや鎖を頼りに、傾斜のある登山道を進む。
凍結箇所も少なくて、今日の状況ならチェーンスパイクでも大丈夫だった。
ふと見上げると樹氷がもふもふしてきた。
昨日登った高見山の雪はシャカシャカしてたけれど、御在所岳の雪はふわふわ。
気づくと、山頂公園に到着。
奇岩や鎖場に気を取られている内に、あっという間にたどり着いた感じだった。
富士見岩から見た景色、これでは富士山は見られなそう。
樹氷のトンネルを進む。
隣の国見岳が見える、いつか周回してみたい。
ふわふわの雪が嬉しくて、チェーンスパイクを外して歩く。
スキー場やリフトでは職員さんが雪かきをしたりとオープン準備をしていた。
御在所岳山頂に到着。
岐阜の男性が、「ガスを連れてきちゃったなぁ」と言うので、3人で笑う。
景色が見れなくても、登頂の喜びは変わらないし、山はいいなと思う。
一等三角点があるもうひとつのピークの写真も。
ここから来た道を戻るので、途中の緩やかな下りではまたチェーンスパイクを履く。
昼食は袋麺の味噌ラーメンに焼き鳥の缶詰をトッピング。
ございしょ自然学校入り口のベンチで作っていると、広場の方から小さな女の子が駆け寄ってきた。
ロープウェイで雪遊びをしに来た家族連れもたくさんいて、年末というのに大賑わい。
下山は一ノ谷新道、氷瀑の左横から下っていく。
綺麗な樹氷を目に焼き付ける。
何ヶ所か鎖やロープを使って下る箇所があったけれど、迷う事もなく分かりやすい登山道だった。
12時半に山の家に到着、登りですれ違った方、2人。
ハンモックで昼寝していた方、1人。
出発した中道登山道にもう一度立寄る。
熊の出没情報が10月、というのにびっくりする。
駐車場に到着、車は20台位。朝は5台位だった。
三重県の人気なお山、景色も達成感も最高でした。